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GAMELIFE 365

まいにちコントローラーを握りたいゲーマーのプレイログ

【レビュー】バイオハザード7 レジデント イービル

レビュー レビュー@PS4

バイオハザード7 レジデント イービル』のレビュー。

発売日 2017年1月26日
ジャンル サバイバルホラー


近年ではキャラクター人気に支えられ、ホラー要素よりもアクション性を前面に出したシリーズ展開が続いていた中で、大幅にモデルチェンジした意欲作。

「見た目」の部分では、一人称視点への変更やフォトリアルなグラフィックを特徴とする新ゲームエンジンの採用など、これまでの『バイオ』とはまるで異なるナンバリング作品のように思えるが、実際にプレイした感覚はまさに『バイオ』そのもの。探索・謎解き・戦闘がバランス良く盛り込まれ、自身が築き上げたサバイバルホラーというジャンルを再び見事に体現している。色々な意味でセンセーショナルだった『P.T.』や、インディー作品として大ヒットとなった『OUTLAST』などのホラー作品に触れた方であれば、それらの影がちらつくことは否めないものの、シリーズが久しく忘れていた ”恐怖” という観念を取り戻そうとした努力は認めたい。

それと、今作の評価すべき点として、サウンド面での素晴らしさも挙げられる。静まり返った邸内を探索している時に聞こえるラップ音のようなノイズや壁や床の軋む音、姿は見えないが付近にいるであろうモンスターの呻き声など、どれもが孤独な恐怖心を煽り、扉ひとつ開けるのにも慎重になってしまうほど。狂気じみた家族をはじめ、各キャラクターのボイスアクト(英語音声)も見事であり、現実味ある人物モデリングと合わせてホラー作品としての完成度を高めている。オリジナルが英語音声の場合は日本語吹き替えとどちらも聞いて遊ぶようにしているが、今作の英語キャストの方の演技は最近プレイしたどの作品よりも強く印象に残るものだと感じる。

新規IPではなく、シリーズのナンバリング作として変化を遂げたことでユーザーからの賛否は分かれてはいるが、私としては非常に楽しめた(怖かった)し、ようやく現世代機になってからのカプコンの本気を見たように思う。数少ない国産のAAAホラータイトルとして、前作で落とした評判を挽回するに相応しい作品だった。

満足な点
  • 一人称視点へ変更されたことでの物語への没入感。
  • 写実的なグラフィックが生むリアルな恐怖感。
  • 思わず立ち止まってしまう不気味な環境音と素晴らしいボイスアクト。
  • カットシーンを多用しない連続性のある演出。
  • 不安定な動作を見せない快適なゲームプレイ。
残念な点
  • 再開時や一部のビデオテープ終了時のロードの長さ。
  • 敵のバリエーションや攻略パターンに乏しい。
評価
項目 独創性 映像性 音楽性 操作性 熱中度
評価(良:☆ ◎ ○ △)


最後に

jp.automaton.am

予想通り、売上本数はかなり落ちた模様。前作での落胆や人気キャラクターと三人称視点を排した仕様変更など、ユーザーが離れた要因は複数考えられるが、製作したカプコンもそれは重々承知のはず。仮に、前作までのようなアクション>ホラーのキャラクター人気に頼り切った作品を継続していたら、更に悲惨な事態になっていたかもしれないし、今作で一度仕切り直しを図ったことは賢明だったと思われる。

既に『バイオ』シリーズとしては『2』のリメイクが発表され、そちらがどのようなスタイルとなるのかは興味深いところであり、新しい自社製ゲームエンジンができたことで1〜2年以内には『2(リメイク)』、『8』、『スピンオフ』のどれかは出してきそうな予感はする。いずれにせよ、今作で得た確かな評価を機に、現世代機向けのカプコンの取り組みが活発化することに期待していきたい。

余談その1

youtu.be

英語キャストのキャラクター対比動画。
いやー、ベイカー一家(ジャック、マーガレット、ルーカス、ゾイ)の演技は本当にハマっていたし、ゾイ以外の3人のぶっ飛び具合が妙にクセになる(笑)

余談その2

www.capcom.co.jp

グロテスクバージョンの公式サイトを見ても、海外版と比しての規制については触れられていない。すぐにSNSなどで海外版でも日本語に対応していることや表現に差異があることは知れ渡るのだから、せめて規制の有無くらいは記載して欲しかったもの。

まあ、「グロテスクver.にも規制があります」なんて書いたら、何のためにver.を分けたのかわからなくなるけど。

バイオハザード7 レジデント イービル  - PS4 Resident Evil 7 Biohazard (輸入版:北米) PlayStation VR PlayStation Camera同梱版 PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB(CUH-2000AB01)

【レビュー】ウォッチドッグス2

レビュー レビュー@PS4

『ウォッチドッグス2』のレビュー。

発売日 2016年12月1日
ジャンル アクション


ネットワークに接続されたあらゆるものをハッキングし、大都市まるごとを味方に付けて戦うユニークなシリーズの2作目。復讐・仇討ちが物語の中心だった前作のシリアスな空気とは正反対の明るい雰囲気に驚くが、ITを通じて巧みに生活へ入り込んで社会・世論を操ろうとする組織の不正を暴き、自由を取り戻すというテーマは一貫して描かれている。

※前作のレビュー
mygamelife.hatenablog.jp

また、今作からは手にしたスマホ経由のハッキングだけでなく、自ら操作できるドローンからのハッキングも可能となっており、オペレーション中の立ち回り強化に加え、パズルやオープンワールド探索の良いアクセントにもなっている。

これにより、本シリーズならではのマルチプレイ体験である1vs1の「ハッキング侵入」においても、前作では相手の死角となる高所に潜んでいれば勝てることが多かったが、今作では飛行ドローンによって容易に見つかってしまうため、相手の操作するドローンを妨害したり、こちらがドローンで陽動したりといった駆け引きが増えていて更に面白くなっている。

それと、今作からは3種のマルチプレイそれぞれにシーズン毎の相対的なランク(取得ポイントによるディビジョン制)が設けられており、シーズン終了後にはランクに応じたリワードが貰え、ストーリークリア後も長く楽しめる。敗北や失敗によるペナルティや勝率・キルレシオなどの成績もなく、気兼ねなく自由に遊んでいける。

売り上げ的には新規IPとして多大なセールスを記録した前作ほどインパクトは無いようだが、カラフルで賑やかなサンフランシスコの風景とキャラクターのサブカル臭全開の愉快なやり取り、より柔軟になったハッキングアクションなど、全体として見れば馴染みやすいものとなっているので、シリーズ経験の有無を問わずオススメできる作品といえる。

満足な点
  • あらゆるものをハッキングできるユニークなゲームプレイ。
  • 開放感溢れる美しいサンフランシスコの風景。
  • 個性的かつ魅力的なキャラクター達。
  • オープンワールドと相性抜群のシームレスなマルチプレイ
  • 豊富な衣装カスタマイズ。
残念な点
  • ストーリーのクライマックス感が弱い。
  • 前作にあった多人数マルチプレイの削除。
評価
項目 独創性 映像性 音楽性 操作性 熱中度
評価(良:☆ ◎ ○ △)


最後に

作品自体の面白さは期待に違わぬものであったが、作風としては前作のエイデンのダークな物語の方が好み。ただ、これはあくまでもプレイヤーそれぞれの趣味だし、ゲームとしては前作からバージョンアップした点も多く、優れた作品であることに変わりはない。
(『Far Cry』における『2』『3』の作品性の違いのような感じ。)

人気IPとなり、今後もシリーズは継続していくと思われるが、個人的な観点からすれば、PS4という技術的に限られたプラットフォームの中で「ハッキング」というアプローチの演出に大きな変化が無い限りは続編のリリースを焦ることは無いと思う。

同じくオープンワールドアクションでUbiの看板ともなった『アサシンクリード』もリブートが必要となるほど疲弊してしまった訳だし、衝撃的だった前作の初披露時のトレーラー並の表現ができるくらいの環境が整った時、改めて本シリーズの可能性を見てみたいところ。

【レビュー】ライズ オブ ザ トゥームレイダー

レビュー レビュー@PS4

『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』のレビュー。

発売日 2016年10月13日
ジャンル バイバルアクション


長寿タイトルをリブートさせた前作の続編であり、XBOX・PCの時限独占により遅れることおよそ1年、ようやくPS4版がリリースされた今作。2016年がシリーズ誕生から20周年の節目ということで、本編発売後にリリースされた各種DLCや新たに追加されたコンテンツを盛り込んだ大ボリュームの完全版となっている。

しかしながら、実際に遊んでみるとゲームプレイが前作とほぼ変わらず、新鮮味が薄いことに気づく。また、ストーリーに関しては、前作で冒険者として覚醒したララが自身の宿命や過去のトラウマに悩みながらも更なる成長を遂げるというストーリーが描かれてはいるものの、周囲との関わり合いの描写が少ないことや散発的なララの独白や回想がメインで進行していくため、残念ながら内省的なテーマの割には共感できるポイントが少なかった。

開発者側としてみれば、ララ・クロフトという人気キャラクターの人物像をより丁寧に掘り下げていきたいという想いがあるのは理解できるが、同ジャンル作品の『アンチャーテッド4』においては、トレジャーハンター業を引退するかどうかに悩むネイトの現実を本人の考え方のみならず、妻であるエレナ・師匠かつ冒険仲間であるサリー・兄であり唯一の家族であるサムなどといった多くの視点から見事に語った脚本と比べると、どうもドラマ不足を感じてしまった。

全体的に見れば続編として手堅くまとまってはいるものの、前作のインパクトが非常に大きかっただけに、少々物足りない作品だったと言える。

満足な点
  • ダイナミックなアクションとフィールド探索の面白さ。
  • 前作同様、英語版のララの声優の演技が素晴らしい。
  • 適度な難易度の謎解き。試行錯誤しながら、チャレンジトゥームをクリアできた時の達成感は心地よい。
残念な点
  • 感情移入しにくいストーリー。
  • 前作と代わり映えのしないゲームプレイ。
  • 豊富なDLCが用意されているとはいえ、それぞれのクオリティ差が激しく、すべてが面白いものではない。
評価

7.2 / 10


まとめ

前作をプレイ済みの方には既視感のある場面は少なくないが、アクションアドベンチャーとしてのベースはしっかりとブラッシュアップされたものなので、楽しめる作品であることに間違いはない。

アンチャーテッド』シリーズが一足先に完結を迎えた今、アクションアドベンチャーの老舗であり、生まれ変わった本シリーズへの期待はより一層高まると思われるので、次作以降どのような変化・進化を見せてくれるのか楽しみにしている。
男性・女性問わず好まれるヒロインはそう多くなく、賢さと強さ、そして、しなやかさを併せ持つ ”ララ・クロフト” という主人公の存在感はやはり大きい。

【レビュー】バイオショック コレクション

レビュー レビュー@PS4

バイオショック コレクション』のレビュー。

発売日 2016年9月15日
ジャンル アクションRPGシューター

PS3で発売された『バイオショック』シリーズ3作のリマスター集であり、各作品のDLCもすべて同梱した完全版。収録ボリュームの割には定価は控えめに設定されており、シリーズ中に未プレイの作品があったり、興味がありながらもこれまで触れる機会の無かった方にとっては非常にオススメできる1本。

作品の特色として、かなりナラティブであり、1回のプレイでは汲み取れない伏線も多数織り込まれているため、ストーリークリア後に理解を深めてもう1周してみると、また違った角度から物語を楽しめる。個人的に本シリーズが好きな理由として、こうした複雑なシナリオを解釈する過程がとても楽しいからであり、グロテスクで狂気にまみれた世界観の中で、秀逸なストーリーテリングが際立つ瞬間は他作品に代え難い魅力がある。

商品情報やゲーム実況からは本シリーズの面白さは伝わりづらいところはあるが、とにかく『バイオショック』を代表するキャラクターであるビッグダディの姿を「カッコいい!」と感じる方ならば、きっと虜になるはず(笑)

満足な点
  • 高品質なリマスター。
  • DLC+コメンタリー収録により、余すことなくシリーズを堪能できる。
  • 優れた物語と素晴らしい吹き替え(『2』のみ英語音声)
  • コストパフォーマンスが高い。
残念な点
  • タイトル画面までのライセンスロゴが飛ばせず、長い。
評価

8.0 / 10

まとめ

年頭にかけてAAA級の大作ラッシュが続く中で存在感は低いかもしれないが、『The Last of Us Remastered』や『メトロ リダックス』と並ぶ良質なリマスターであり、日本語ローカライズも丁寧。私自身、PS3当時は未プレイだった『2』や各作品のDLCをじっくりと楽しむことができ、(数少ないながら)購入に対する満足度で言えば今年一番のタイトルかもしれない。

陰鬱で狂気的なラプチャー、明るく排他的なコロンビア、どちらも一度訪れたら忘れられないゲーム体験となること請け合い。


余談

youtu.be

『インフィニット』リリース時に北米で流れていたコマーシャル映像。
絶妙なオッサン感のブッカーと美少女エリザベスの組み合わせが素敵。

冒頭のエリザベスのシチュエーションから日本ではクレームものだろうが。

【トロコン】プロテクター・トライアル&ミネルバズ・デン(『バイオショック 2』DLC)

トロフィー トロフィー@PS4 レビュー レビュー@PS4

バイオショック 2』のDLC2種をコンプリート。

プロテクター・トライアル

【各試練共通の留意事項】

  • 開始前にバリューサーカス(消耗品販売機)の位置を把握して、価格を下げるためにハッキングしておく。どのマップでもADAMを採取する死体から近い位置に設置してあるため、試練中の物資調達はすべてここから行うのが効率的。
  • 弾薬販売機は死体から離れた場所にあり、購入しに行く間にリトルシスター(以下LS)が襲われやすい。メイン弾薬はバリューサーカスからも買えるので、弾薬販売機の存在は無視してよい。
  • ライフの回復はファーストエイドで対応する。ライフステーションは開始前に破壊しておけば、ファーストエイドが入手できると同時に敵に使われる心配も無くなる。
  • トラップ系の武器は試練前にすべて設置しておく。


ファミリーの敵 全てのプロテクター・トライアルで A ランクを獲得した

ランクはLSが採取したADAM量で決まる。スプライサーに襲われなければ採取量は最大4倍まで増えていくので、いかにLSに敵を近付けないようにするかカギ。敵によってはプレイヤーをスルーしてLSへ直行する者もいるため、出来るだけ離れずに戦うようにする。

ちなみに、ランクは採取量100%のA+が最高。

まだ半分! 全てのプロテクター・トライアルで ADAM を 50% 採取した

英語でのトロフィー説明文は「Collect 50% of the ADAM available in all Protector Trials」となっており、全ての試練を通じて採取できるADAM総量の50%を集めればトロフィー獲得となる模様。(リトライして採取した分も含む?)

ミネルバズ・デン

難易度指定のトロフィーは無く、好きな難易度を選んでO.K.
DLCのマップは「ミネルバズ・デン」と「オペレーション」に分かれており、「オペレーション」へ向かってしまうと「ミネルバズ・デン」へは戻れなくなるので注意。

ADAMに首ったけ ミネルバズ・デンにいるリトルシスター全員と出会う

全6人。「ミネルバズ・デン」と「オペレーション」に3人ずつ徘徊している。
全員に対し、救済か搾取を行う。

ゴミ拾い ミネルバズ・デンにあるバキュームボットを 10 体全て破壊する

ミネルバズ・デン」と「オペレーション」に5体ずついる。


ハイスコア! スピットファイア 1 ゲーム中に 9999 ポイント獲得する

シューティングミニゲーム。1ゲーム中には残機含めて4回挑戦できるので、あまり神経質にならずとも大丈夫。


簡易レビュー

ラプチャーの頭脳を司るコンピュータ施設を舞台にしたストーリーDLCであり、ボリュームは5〜6時間ほど。マップはすべて新規に作られたもので、新武器や新プラスミド、新ビッグダディ(アルファシリーズ)も登場し、本編をやり込んだ後でも新鮮さが味わえる。
本編では序盤のみの登場となったテネンバウムが、本DLCでプレイヤーが操作するビッグダディ「シグマ」と関わる重要人物として再登場する点も注目ポイント。

物語としても、「シグマ」の正体が判明するラストはバイオショックらしい素晴らしいオチのつけ方であり、『1』と比べて『2』本編に肩透かしを食らったと感じる方こそ、ぜひとも本DLCのプレイをおススメしたい。シンカーの存在にデウス・エクス・マキナ的なものはあれど、本DLCにてようやく『1』から続いたラプチャーの悪夢が終わったと言える。

※簡潔なストーリーまとめ
togetter.com