【レビュー #18】Batman: Arkham Asylum

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プレイした環境

リージョン 北米版 言語 英語 評価 ★★★★☆

本作は原作ファン御用達のキャラゲー(ファンアイテム)の域に止まらず、バットマンらしさを備えたアクションやステルスを用いたゲームプレイは1本の作品として非常に良く出来ている。

アクションゲームとしてこれだけ面白いのだから、シリーズにおける登場人物の背景や関係性を理解していたら更に楽しめたのは間違いない。

これまでバットマンに興味がなかった自分をちと後悔。


ヒーロー気分を存分を味わえる戦闘システム「フリーフロー」が素晴らしい。
1対多の局面を鮮やかに制圧できたときの快感は格別。

ゲーム自体の難易度があまり高くないこともあり、特徴的なこのシステムに慣れるまでは「とりあえずボタン連打」的な操作に陥るが、システムやコンボ倍率の仕組みを理解し、また新たな技や装備を入手した後には「より美しく華麗に戦う」ことに自然と意識が向く。

複雑なボタン操作や素早いキー入力は必要なく、どちらかというと相手の攻撃タイミングをしっかりと見極めて反撃につなげる冷静なゲームプレイが求められるため、群がる敵を一騎当千するアクションゲームとは毛色が異なる。

黒いマントを翻しながら流麗な動きで次々と敵をダウンさせるコウモリ男、マジかっこいいッス。


視覚的にサイバー感あふれる調査モードや様々なガジェットを用いたアドベンチャー要素など、戦うシーン以外にも魅力的な場面がいっぱい。

バットマン好きな方にはマスト、バットマンには興味がなくとも良質な(アクション)ゲームをしたい方にもベストな本作。

中古価格が高止まりしている中、今夏には日本でも続編『アーカムシティ』ともども廉価版がでるようなので、この機会にぜひ。


ちなみに、今やアホの子ハーレークインの魅力にぞっこんです…。