【レビュー #20】NIER

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リージョン 北米版 言語 英語 評価 ★★★☆☆

セールで安かったのと別トロフィーということで購入&クリア。
日本版『ニーアレプリカント』は発売時にクリア済み。

主人公は日本版『ゲシュタルト』同様、壮年のニーア。
■青年(少年)ニーア:『ニーアレプリカント』(PS3
■壮年ニーア:『ニーアゲシュタルト』(360)=『NIER』(PS3・360)

個人的には青年ニーアの方が物語にはいいかな。
エンディングでのおっさんニーアとカイネの××は、より背徳感あふれる絵面で何とも言えない。

ストーリーは兄と父が入れ替わった割には大きな変化は無し。
武器を振るモーションもまったく同じでアクションの違いも見受けられない。

だが、日本語字幕が無いだけで、PS3レプリカントゲシュタルト双方がプレイできたと思えば不満は無い。


アクションRPGとしては単調で深みは無いものの操作は手軽。
RPGながら敵(マモノ)を斬る度に血がドバドバと飛び散る光景は異様だが。

登場人物はどこか歪んだキャラばかりで、物語もかなりエグい。
現世代機のタイトルでありながらも、ハマる人はとことんハマるディープな作風がPS1やPS2時代を彷彿とさせる。

地味なグラフィックや美しく余韻を残すサウンド、「主人公に好きな名前を付け、武器屋で剣を買い、テキストで村人の話を聞く」という見た目の割にはオーソドックスなスタイルは、かつてのクラシックなJRPGを味わっているようで懐かしい。


サントラを購入したほどニーアの音楽が好きな身としては、再びゲームの中で名曲を聴けて満足。

あえて日本語の無い本作をプレイする必要性は無いが、PS3で親父視点のニーアをプレイしてみたい奇特な方はぜひ。

※海外wiki ⇒ http://nier.wikia.com/wiki/NIER_Wiki