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まいにちコントローラーを握りたいゲーマーのプレイログ

【レビュー】FINAL FANTASY 零式 HD

レビュー レビュー@PS4

FINAL FANTASY 零式 HD』のレビュー。

ファイナルファンタジー零式 HD


【レビュー時のプレイ時間】 22h
<総合評価> 2.4 / 5

(項目) 独創性 映像性 音楽性 操作性 熱中度
(評点/5点) 3 2 3 2 2
いいね!
  • 主人公キャラクターが12(+2)人おり、それぞれ使用する武器タイプやアビリティが異なるため、プレイヤー好みのスタイルのキャラクターを見つける面白さがある。FFシリーズでもよくあるような、ゲームの進行上で使用するキャラクターを制限されることも無いので、どのキャラクターを育て、パーティとして組み合わせるかは遊び手次第。
  • 漢字を多用した和の世界観や「戦争・死」を題材としているなど、FFのストーリーとしては異色な部類に入る。全体的にシリアスな展開ではあるが、上述した12人の主人公同士の掛け合いや学園での束の間の自由時間が清涼剤となってプレイヤーを和ませてくれる。それと、本作は当初『FFアギト13』とされていたことから分かるように、『FF13FF13-2LRFF13)』『FF15(旧ヴェルサス13)』などの作品と同一の“神話(物語のベース)”を共有しているので、『FF13』シリーズの世界観や設定が気になる方はより深く楽しめる。
おしい!
  • 主人公として選択できるキャラクターが多いことを評価する項目にも書いている一方、「RPGの主役」という存在感を感じられるキャラクターがいないというのは寂しくもある。個人的な感覚では、本作の主人公たちを見ていると某国民的アイドルグループ(もしくは、某人気アイドルアニメ)とダブってしまい、ユーザーそれぞれが“推しメン”を選ぶ構図に見えてくる。そのためか、本作をプレイ中は“遊んでいる”というよりも“観ている”感覚がとても強かった。
  • オリジナルはPSPの作品であることを考慮しても、映像面のクオリティには不満が残る。確かに、解像度が上がりキャラクターの見栄えと字幕の視認性は良くなっているが、褒められる点はそのくらい。オブジェクトのテクスチャの粗さはそのままだし、魔法やアビリティによるエフェクト効果の貧しさやPS時代を思い出させるようなのっぺりとしたワールドマップは、PS4で遊んでいながらも旧世代のゲーム機へタイムスリップしたような感覚。リメイクではないので仕方の無い部分はあるとは言え、リマスター作業に定評のあるヘキサドライブに期待し過ぎたかもしれない。
  • 動きの激しいアクションに対しカメラワークが追いついておらず、戦闘シーンは非常に見辛い。パッチにより多少は改善されたようだが、それでも敵をロックオンした状態のガクガクぶりには気持ち悪くなる。何より、敵を倒した後のファントマ回収を自動ではなく、プレイヤー操作としている点がテンポの悪さを生んでおり、まだ生きている敵とロックオンを切り替えながら戦わなくてはならないのは非常に面倒。戦闘フィールド上でアイテムや特定箇所を調べる際に、かなり近寄らないと○ボタンの魔法が誤爆するのもイライラする。
  • FF13』は造語が多いながら比較的シンプルにまとめられていたが、『FF13-2』以降や本作はクリアしただけでは「なぜ、そうなったのか?」が分かり辛い。とりあえずクリアを目指しただけでは「何となく」しか理解できず、真にストーリーを知ろうと思ったら、複雑な考察や設定資料集で補完する他ない。そういう“作業”が億劫な年齢になったと言われればそれまでだが、ここ最近のJRPG(特にスクエニ製)にはこうした傾向が顕著なように思えてしまう。ゲーム内で楽しんだストーリーをさらに味わうという意味でクリア後に資料集等を読み深めるという行為ならともかく、そうしたものを読まないと分からないというのは作品として行き過ぎていると感じる。


★まとめ★

以上から、次のような方におススメ。

  • 人気声優演じるキャラクターが勢揃いした『FF』を遊びたい方
  • FF13』から連なる物語に興味がある方
  • BUMP OF CHICKEN」が好きな方

本作を遊んでいて、以前にプレイした何かのタイトルと感触が似ているなあと感じていたが、それが『The Third Birthday』であること思い出す。アクションとしての挙動の軽さや手応えの無さは、まさに当時プレイした感覚そのもの。さらに、『T3B』の開発にもヘキサドライブが絡んでいることを知り、妙に納得。本作は中古で購入したので、残念ながら『FF15』の体験版は未プレイだが、これまたヘキサドライブも開発協力している『FF15』はもうちょっと重量感ある動きだと嬉しい。

あと、特典映像に収録されている『Type-Next(FF壱式)』は現時点ではプロジェクトは動いていないようだが、本作と同じような和風な漢字のFFになりそうなので、今後の展開が気になる。

gematsu.com

順当に考えれば次にプレイするFFは『FF15』のはずなので、PS3時代から待ちに待たせた期待を裏切らない完成度であることを祈るとともに、PSの『FF7』、PS2の『FF10』、PS3の『FF13』のような社会現象が再び起こることを楽しみにしている。


最後に、本作の物語の理解を助けてくれた解説は以下。

<余談>

セブンはどう見てもディシディアのライトニング2Pカラーにしか見えないんだけど。