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まいにちコントローラーを握りたいゲーマーのプレイログ

【本】さらっとブックレビュー vol.3 『球団と喧嘩してクビになった野球選手』

読みました

谷繁元信をキレさせ、三浦大輔を運転手代わりに使って、小宮山悟を巴投げ、編成担当の名刺は丸めて投げ捨てる…
こんな破天荒なプロ野球選手(現モツ鍋屋店主)、見たことない!
ファンはもちろん多くのプロ野球関係者(球団フロント以外)から、今も愛される「不器用で真っすぐな男(小宮山悟氏談)」こと、
中野渡進氏の波瀾万丈すぎる自伝!

感想

元横浜(現DeNAベイスターズ投手だった著者の激動のプロ野球戦記&起業奮闘記。(愛が溢れる!?)罵詈雑言を交えながら現役当時を振り返り、セカンドキャリアとしてもつ鍋屋を開業するに至る悪戦苦闘ぶりは読んでいて痛快。私自身野球に関しては、スポーツニュースでダイジェストを観たり、たまたまチャンネルを合わせた時にやっていたら観る程度のものであるが、当時の名選手とのエピソードやさりげなく語られるプロ野球界の舞台裏など、実際に球界で活躍した身でしか感じ得ない実情は面白かった。

そもそも、著者は現役当時からその破天荒なキャラクターで一部に熱狂的なファンを抱えていた選手のようで、本書を読んでいても偉大なる先輩選手からの寵愛ぶりや引退後の人情味あふれる人との繋がりの描写から、いくら周りに暴言を吐こうとも愛される稀有な人間性を持っていることがよく分かる。現役時は「気合い」で投げ続けたピッチャーだけに、困難に立ち向かう勇気や新たな人生のステージを迎える心構えを熱く教えてくれる一冊。

ちなみに、当のもつ鍋屋はオープン10周年を目前にしながら昨年突然閉店させてしまったようで、今はサラリーマン(文中に出てくるお世話になったという会社?)として奮闘している模様。