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まいにちコントローラーを握りたいゲーマーのプレイログ

【本】さらっとブックレビュー vol.7 『大東京ぐるぐる自転車』

読みました

大東京ぐるぐる自転車 (ちくま文庫)

大東京ぐるぐる自転車 (ちくま文庫)

六十八歳で自転車に乗り始め、ペースメーカーを装着した体で走行した距離は約四万キロ。所有(投資)した自転車は愛車Dahonをはじめ計七台。転倒回数は数え切れず。八十一歳にして飄々と自転車人生を謳歌する元大学教授、不死身のサイクリストの痛快東京探訪記―小石川、青梅、スカイツリー江の島など。文庫化にあたり、新たに書き下ろした「堀切菖蒲園」を収録。

★感想★

自転車にまつわる話というよりも、東京の地理にまつわる話がメインのエッセイ。
東京に住んでいる(住んだことのある)人でもなかなか目を配らないような日常的なスポットがユニークに筆写される。自転車に跨って走行中も目にする看板や史跡が思わず気になってしまい、当初の目的から外れそうになる著者の自由散策が、蘊蓄と皮肉、そして老齢な自分を戒めるような自虐を交えながら軽快に綴られる。

自転車に興味が無くとも、「ブラタモリ」のようなニッチでマニアックな風土史紀行に興味のある方なら、きっと楽しめる一冊。