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まいにちコントローラーを握りたいゲーマーのプレイログ

【レビュー】Fallout 4(本編のみ)

レビュー レビュー@PS4

Fallout 4』のレビュー。


【レビュー時のプレイ時間】 200h
<総合評価> 4.2 / 5.0

(項目) 独創性 映像性 音楽性 操作性 熱中度
(評点) 4.5 3.5 4.0 4.0 5.0


【いいね!】
  • 核戦争で汚染され荒廃したアメリカ(ボストン)を舞台として、広大な土地で自由にサバイバルできる体験が圧倒的に面白い。ストーリーを展開させるためのメインクエストを差し置いて、ランドマークやダンジョンを探索するもよし、ひたすらモンスターと戦いながら装備の収集と強化に励むもよし、ジャンクを集めて建築(クラフト)に精を出すもよしと、初めから終わりまでプレイヤーの興味とタイミングでゲームを進めることが可能であり、能力を強化するS.P.E.C.I.A.L&Perkの振り分けによってプレイスタイルが大きく変わる点も魅力的。RPGFPSハクスラ、クラフト、シミュレーションといった要素が一本の作品に詰め込まれていながら、それらが見事に融合して「Fallout」ならではの世界を形作っている点は他作では真似できない。
  • 日本語吹き替えは細部まで行き届いており、膨大な会話やテキストを存分に楽しめる。ローカライズの作業は途方もないものだったと思われるが、本作が持つ世界観を日本語で労無く味わえるのは有難い。
  • 本シリーズ特有のV.A.T.Sのおかげで、シューターやアクションが苦手なユーザーでも楽しめる工夫がなされている。また、単に時の流れをスローモーションにしてこちらが一方的に攻撃するだけなく、敵の足を狙い続けて機動力を削いだり、爆発物を撃って誘爆させたりと戦略的な使い方もできる。キャラクタービルドと装備次第では絶え間無くV.A.T.Sを使用できる状態に近づけることも可能なので、FPSでありながら従来のコマンド式RPGのような感覚でプレイすることも可能。
  • とにかくやれることが豊富であり、拠点を自由にアレンジできるクラフト要素だけでも相当な時間泥棒。ダンジョン探索でジャンク回収→持ち帰った素材で拠点建築→再びダンジョンへ…といったマインクラフトばりの生活をしていると、ゲーム内同様にアッという間に時間が過ぎてしまう。他にも、狙った武器に狙った特殊効果が乗るまでリセマラを駆使して敵を狩り続けるハクスラ要素も個人的に大好物であり、強力な組み合わせや自分好みのレア武器がドロップした時の興奮は一入。なお、言わずもがなだが、こうした要素を無視してもストーリーの攻略には何ら困ることはない。
【残念!】
  • 前作を敬遠した理由として、PS3ではフリーズや処理落ち、バグが酷いというユーザー評価を目にしていたためだが、やはり今作でもそれらの不満からは逃れられなかった。これまでにフリーズは2回ほどだったと思うが、fpsがガタ落ちしてコマ送りのようになってしまう状態は毎度のように発生している。プレイするに連れセーブデータの容量も肥大化し、ファストラベルや建物の出入りにかかる読み込み時間の増加も著しい。本当に快適に遊ぶならば相応なスペックを持つPCで遊ぶべきなのだろうが、せめてコンソールでももう少しパフォーマンスを安定させてほしい。
  • 味方コンパニオンのAIが残念。こちらの射線にズンズン入ってくることはもちろん、探索中に通行を妨げるかのように鬱陶しくまとわりついてくるのは結構なストレス。マップにひっかかってスタックしていたり、いきなり異なる階層へワープして敵と戦闘していたりと怪しい挙動も目に付くので、もうちょっと接触判定や行動パターンを工夫してほしかった。(※戦闘中の誤射に関しては、味方への当たり判定が無くなるPerkを取ればマシにはなる)


★総評

カルト的人気のシリーズとして前作やスピンオフである『NV』も当時から気になっていた中で、ようやく「Fallout」の世界観を堪能することができた。低レベルのうちはこちらが一瞬で葬られるほどの強敵や目を背けたくなるグロテスクな生物と遭遇してヒィヒィ言いながらも、新しいスポットを発見した際は思わず中を覗き込んでしまうほど冒険心が掻き立てられ、放射能にまみれながらの放浪はとても楽しい。

ただ、ゲーム中は本シリーズのユニークなシステムや豊富な探索要素、クラフトについての細かな解説はほとんどなく、今作を存分に楽しもうと思ったらネット等で自ずから情報収集して理解を深める必要がある。個人的には、こうした手探り感を抱きながらチマチマとゲームを進める雰囲気は懐かしくもあり、主体的に作品世界へ関わる高い没入感(ロールプレイ感)を生んでくれたので不満に感じることはなく、その過程すら楽しみのひとつとして受け取れた。

往年のシリーズファンからは様々な点で「垢抜けた(もしくは個性を失った)」今作への批判も見受けられるものの、初めてウェイストランドへ飛び込んだ自分としては久しぶりにどハマりした最高のゲームだった。


なお、現在の不安としては、公式によれば6月中に実装予定だったPS4のMOD対応が未だ実現していないということ。先日、公式がソニー側との協議を続けている状況を明らかにはしたものの、なんだか雲行きが怪しくなってきた感がある。私のような家庭用ゲーム機ユーザーにはとても興味のある拡張なので、何とか実現してくれることを願っている。日本でのローカライズが決定した現世代版『スカイリム』でもコンソールMOD導入を明言しているだけに、今作の成り行き次第ではそちらへの関心の度合いも変わってくるので…。

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