発売日 | 2014年5月1日 |
ジャンル | 2D RPG |
開発元 | Ubisoft Montreal |
『チャイルド オブ ライト』のレビュー。
レビューの観点
古き良き時代のRPGを再現した作品
ファンタジー感溢れる世界での王道ストーリーとクラシカルなターン制コマンドバトルを踏襲し、名作RPGが数多く生まれた90年代を思い出させてくれる作品。
ゲームシステムはシンプルに分かりやすく作られていながら、パーティメンバー編成や装備品によるキャラクター強化、手応えのある戦闘といったRPGの楽しさもしっかりと備えられており、懐古的なスタイルを言い訳にしないほどゲームとしての完成度も高い。
リアルなモデリングや滑らかなアニメ調のキャラクターが織りなすドラマチックなストーリーや派手でスピード感あるアクションが盛り込まれた現代的なRPGも面白いが、古き良き時代への敬意を持って丁寧に作られた本作のような作品をプレイするのも、また面白い。
総評
本作の評判の高さは知ってはいたが、期待以上に熱中できた。
特に、敵の行動を中断させ、いかに自分たちのターンを有利に迎えるかが重要になる戦略的な戦闘が面白く、マップを行ったり来たりしてはバトルを繰り返していた(笑)
控えめなボリュームであることが、却って他ゲームの合間の息抜きにピッタリなので、「気分転換にサクッとRPGを遊びたいなあ」と思った時には申し分のない作品。
さて、発売から3年以上が経ち、続編が出ても良い頃合いな気はするが、未だそういった情報は流れてこないので、制作の予定は無いのかな?
本作では明かされない謎も残っていることから、ぜひともシリーズ化を期待したいところ。