【レビュー #14】Star Wars: The Force Unleashed

ライトセーバーをブォンブォン振り回したい人はぜひ。フォースを使って暴れまくりです。

レビューは続きからどうぞ。

≪総合評価:C / [S-E]≫

【 独創性 】
スターウォーズの世界観をしっかりと体感できる。ジョージ・ルーカスが正史として認めているだけの事はある。定番のオープニングやエンディングの作りも映画そのまま。ストーリーとしては映画においてエピソード3と4の間。帝国軍の圧政から銀河を解き放つべく反乱軍を結成するきっかけが語られる。主人公のアプレンティスことスターキラーがどちらのサイドに転ぶかで結末が変わる(3pt)

【 映像 】
遠景まで描き込まれており、スターウォーズらしい惑星の雰囲気を表現できている。フォースによって大木を根元から「バキバキッ」とへし折る快感は異常。ゆらめくライトセーバーの光も美しい。フォースの波動のエフェクトも派手さがあって、ブッ放すだけでも楽しい。力入ってるじゃないのよ(4pt)

【 音楽 】
おなじみのテーマ曲多し。物語の終盤、アイツ(時系列的にファンサービスとして登場)と闘う時、映画同様の音楽が流れるのには感涙。5.1chなどのオーディオ環境が整っていれば映画さながらの迫力を味わえるハズ(3pt)

【 操作性 】
ボタン割り当て等は日本人にも馴染みやすくレスポンスも悪くない。ただ、アクションゲームとしてのデキの悪さが致命的。ダウン時の起き上がりには無敵時間が一切無い。敵集団からのハメ殺し祭りもよくあること。受け身は取れるが空中でピッタリ制止しちゃうので、次の行動に繋げにくい。敵のガード不能攻撃も分かりにくく、そもそもガードの有用性がかなり低い。難易度が低ければ適当にライトセーバーを振り回すだけで己の強さに酔えるのだが、高難易度になるに連れてこのバランス調整不足が大きく響いてくる。最高難易度のSith Mastarの崩壊っぷりはスゴイ(2pt)

【 満足度 】
あくまでもファンゲーの域を出ないのが残念。アクションゲームとしての練り込み不足は明らかであり、冒頭に書いた様にジェダイナイトの気分を味わいたいという原作ファン以外にはオススメしません。しかし、ストーリーはやっぱり面白いので映画の延長だと思えば十分楽しめます。英語が苦手でもスターウォーズが好きなら何とか雰囲気でつかめる場面も多いですし。wiki等に主要シーンの翻訳がありますので、参照しながらのゲームプレイであればストーリーもすんなり理解できるでしょう。現在は入手困難or高値である「Ultimate Sith Edition」のバージョン(海外で配信されたDLC+オリジナルエピソードを収録)もありますので、手に入れられる方はコチラを選択した方が賢明です(3pt)