プレイ環境
リージョン | 日本版(DL版) |
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評価 7.2 / 10
独創性 | 映像性 | 音楽性 | 操作性 | 熱中度 |
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3 | 4 | 4 | 3 | 4 |
独創性
リマスターな上、オリジナルから8年も経過しているので目新しさは無い。
本作が初プレイになる方でも前世代機のゲームゆえ、操作性やカメラアングル、カットシーンが多用された進行のテンポの悪さが気になるかもしれない。
サブシスタンスに準拠した内容なのは有り難いが、猿蛇合戦や旧メタルギアオンライン(MGO)がオミットされているのもひどく残念。
特に、初めてメタルギアがオンライン化した旧MGOは非常に楽しく遊ばせてもらったため、ネットワーク機能が強化されたVITAで復活してくれたら嬉しかったのだが…。
また、発売前にアピールしていたトランスファリングについてもいただけない。
VITA版発売前のセーブデータではトロフィー無効になるなど一切告知されておらず、PS3版・VITA版双方の購入者に対しての負担軽減策も用意されていない。
『モーターストームRC』が地味にスゴいことをやっているだけに、あれだけHDエディションの目玉機能のひとつにしていた割には、評価するほどの価値は無いように思えてしまう。
しかしながらも、本作はメタルギアサーガの原点・スネークの原点であり、小島監督のアイデアとウィットが詰め込まれた完成度の高い名作であることに変わりは無い。
【 3 / 5 】
映像性
PS2版を経験した身からすれば、携帯機でこのグラフィックは驚異的。
キャラクターやジャングルの質感がリアルになっているのはもちろん、メニュー画面のアイコンや字幕もくっきりしていて読みやすい。
カットシーンもしっかりとリマスターされており、ゲーム全体のクオリティは新作ゲームに匹敵するくらい丁寧に作られているように感じられる。
【 4 / 5 】
音楽性
シリーズの中でも音楽に関しては本作が一番だと思う。
HD版をプレイしてサントラが聴きたくなったので、かつてオリジナル時代に購入していたものを引っ張り出して聴いてみても十分に感動できる。
映画音楽の巨匠が手掛けているだけに、どのシーンにも手抜きが無い。
メインテーマは何度聴いても鳥肌モノ。素晴らしい。
【 4 / 5 】
操作性
携帯機への移植にネックになると思われるのがボタン数の制約。
一通り動かしてみるとムリの無いように感じられるものの、十字キーを使った操作が直感的ではなく戸惑う。
ソフト付属のデジタル説明書の内容も十分とは言えないため、ゲーム開始時には公式ページで配布されているpdfを一読されることをオススメする。
それと、ゲーム中のアイテムウィンドウはドラッグ選択式。
指でスライドさせると行き過ぎてしまうことも多々あり、アイテムや武器を頻繁にチェンジする各ボス戦などでは若干イライラするかも。
褒められる点としては、VITAのボタンは感圧式ではないので思わずボタンを押し込んで誤射してしまうことが少なくなったことか。
据置の操作性を知っている人には慣れない点も多いとはいえ、ゲーム全体の攻略法に大きな変化がある訳では無いので、そこはご安心を。
【 3 / 5 】