評価 7.2 / 10 (プレイ環境:北米版)
独創性 | 映像性 | 音楽性 | 操作性 | 熱中度 |
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3 | 3 | 4 | 4 | 4 |
「God of War : Chains of Olympus」
PSP1作目がオリジナルなだけに、HD化しても全体的にのっぺりしたグラフィックスやボス戦の迫力不足は否めない。しかしながら、クレイトスの挙動は据置版と差が無く、おなじみのコンボも健在。ダイナミックで完成度の高いアクションが光るシリーズなだけに、動作の面での妥協は感じられない。物語の展開はクレイトスを翻弄しようとする神々とのいつも通りのバトルで単調だが、冗長すぎるカットシーンが続くことも無く、クリアまでテンポ良く遊ぶことのできるので安定のクオリティを維持。
「God of War: Ghost of Sparta」
据置『Ⅲ』の後にリリースされたこともあり、PSP作品でありながら驚愕の仕上がり。グラフィックスの驚異的な向上とともに、荒ぶるクレイトスの迫力を存分に映し出すカメラワークや『Ⅲ』のようにCSアタック時の直感的なボタン配置など、元が携帯機とは思えない隙の無さ。テーラを用いた炎攻撃の強力さや物語中盤に取得できるもう一つのメインウェポンである槍の遠距離攻撃の万能性もあり、ゲームの難易度的にはシリーズ中でも低めではあるが、クレイトスの戦神ぶりを爽快感のあるゲームプレイで楽しめるので熱中度は高い。特に、ミダス王と繰り広げるCSアタックはGoWの持つ暴力的な荒々しさが見事に表現されており、一見の価値あり。