『Skyhill』のプレイ後感想。
数年前にPC版のプレイ動画を見て面白そうだと思っていたら、いつの間にやら海外PS4でも発売されていたようで、北米ストアのセールに格安で並ぶ本作を見て思わず購入。
PC版と比較すると一部機能が簡略化されていたり、UIがコントローラー向けに調整されているが、宿泊するホテルの100Fから各階の部屋を漁って物資を調達し、通せんぼするモンスターを倒しながら1Fの出口を目指して進んでいくゲーム部分は同じ。
テキストは多言語に対応しており、日本語も選択可能（カットシーン時のボイスは英語のみ）。実際にゲームを遊ぶ分には支障ないものの、翻訳エンジンで機械的に訳したと思われる日本語は不自然な箇所も目に付き、ローカライズと呼べるほどではない点には留意。
戦闘はターン制で、攻撃時にどの部位を狙うか選択する。命中率と与ダメージは反比例しており、大ダメージを狙って命中率の低い弱点を狙うか、ダメージは低いが命中率の高い部位を狙って堅実にダメージを与えていくかはプレイヤー次第。
キャラクターには常に発動するパッシブスキルと任意に使用できるアクティブスキル（1回きり、もしくは、使用後に長いクールタイムあり）がそれぞれ10種類用意されており、その中から好きなものを1つずつ選んでスタートできる。
使いやすいものからクセのあるものまで多様で、いずれも厳しいサバイバルの助けとなってくれるが、本作はローグライクでありつつも、クリアできるかは運にもかなり左右されるため、難易度によっては有用な武器や素材、食料が見つからないと、序盤のホテル上層でもあっさり死ぬ。
繰り返し遊ぶうちにプレイヤーの技量だけでは切り抜けられない場面に出くわすことも少なくなく、理不尽な状況をも割り切って楽しめるかは重要。
ゲームとして粗っぽい部分があり、現在はスマホ版もリリースされている中であえてコンソール版を選ぶ作品ではないかもしれないが、毎回どうやればクリアできるかを考えながらのプレイは挑戦し甲斐があり面白く、ローグライクとサバイバルの組み合わせに興味があれば、リッチな大作ゲームの息抜きに遊んでみてもいいかもしれない。
- 発売日: 2017/02/09
- メディア: アプリ
