『十三機兵防衛圏』に続きヴァニラウェア作品をゲームカタログから選択。本作はリメイクとのことで、オリジナルのPS2版は当時未プレイ。
2Dのグラフィックとアニメーションに相当のこだわりを持って作られているらしく、北欧神話を題材としたファンタジー感あふれる幻想的なステージ背景は美しく、幕間における掛け合い時のキャラクターの表情や仕草は愛らしく、戦闘時のモーションは見栄え良くカッコいい。
5人の主人公が代わる代わるプレイアブルキャラとなり語られる演劇調の物語は、終焉に立ち向かう動機は異なれど、どの編も決意と勇気が溢れる英雄譚を読んでいるように魅力的。個人的には、自身の精神的な成長と周囲との関わり合い(と恋模様)に心温まるメルセデス編が特に良かった。
横スクロールアクションとしても爽快感があり、左右から押し寄せる敵群を巻き込みながらのコンボが気持ちよく、ストーリー・バトルともに非常に質の高い作品だった。