#203『The Last of Us Part I』

いつの世代でも名作。

プレイステーション30周年を機にゲームカタログへ追加されたので、オリジナルのPS3版・リマスターのPS4版に続き、リメイクである本作で3度目のジョエルとエリーの旅路を見届ける。

PS5 Proの発売まで待ってからプレイしたため、PS4版と比較して大幅なグラフィックの向上を実感。リメイクにあたってキャラクターモデルを実際の役者に近づけた部分もあるようなので、くっきりと精細になった背景描写と合わせて本作の持つ重厚なドラマの説得力が増しており、今夏に亡くなられた田中敦子さんのテスの吹替も一際素晴らしく感じる。

ステルスを重視したサバイバルゲームとしての面白さは11年前から変わらず、アクション面で進化点のある続編『PartⅡ』に触れた後でも古臭さは感じられない。ただし、本作において同行者のAIも改善されたというアピールについては、確かにかつてほど挙動不審な場面は少ないものの、相変わらず「そこ、敵から見えてるよね?」という場所で”隠れている”姿が見受けられるのはもはやご愛敬。

The Last of Us』はゲームという娯楽におけるナラティブの質を高めた傑作だと思うし、現世代機でも触れる価値は大いにあった。