#206『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』

安らぐコーヒーをもう一杯。

人間の他にエルフやヴァンパイア、人狼といった多様な種族が訪れるコーヒーショップのバリスタとなって、聴き心地の良いリラックスした音楽を背景にそれぞれの好みに合わせた飲物をサーブしつつ会話を楽しむユニークなアドベンチャーゲームの続編。

原語は日本語かと思うほど個性を引き立たせる素晴らしいテキストローカライズは健在で、会話のやり取りにおける間の取り方も絶妙。本作では客から物を預かり、それを誰かに渡す「預かり物」システムが追加されているが、(良い意味で)前作からの変化は少ない。

キャラクター各々が生き方やパートナーとの関係において抱える ”人間らしい” 悩みや不安をバリスタであるプレイヤーや他の客と共有し、温かくポジティブな雰囲気で乗り越えていく前作のような展開に加え、本作では作中での事件と絡めて “記憶すること・忘れないこと” の大切さがテーマとして据えられている。

初回プレイではこのテーマの意図するところを把握できなかったが、条件を満たすことで到達できるエピローグを観ることによって、本作において上記テーマが設けられた意味を理解するとともに、開発者からの愛やリスペクトが込められた演出には感動してしまった。