#210『Far Cry 6』

ヴィヴァ・ラ・レボルシオン!

そろそろゲームカタログから外れそうな予感がしたため、プレイを開始。ナンバリングは3・4に続き3作目。

ゲームとしてはこれまで同様に広大なオープンフィールドの中で敵拠点を潰しながら支配者が治める地域を解放しつつ、大ボスに迫っていく流れ。風景・文化・歴史観的にキューバをモチーフとしているであろうヤーラが舞台であり、劇中で何度も会話に出てくる「ゲリラ」「革命」というキーワードが『ファークライ』という作風に分かりやすいほどがっちりとハマっている。

ジャンカルロ・エスポジート演じるアントンの存在感も魅力的で、冷酷な独裁者として振舞いながら、息子ディエゴに次代の為政者としての自覚を芽生えさせようとする父親の顔も見せる姿はヴィランとして新鮮。ただし、『ファークライ』といえばプレイヤーを戦慄させる”狂気”がシリーズを形作る重要な要素だと感じているので、それが思ったほど色濃くなかったのは少々残念。

スキルや装備の制約、敵配置が疎らで制圧時の達成感が物足りないなど人気AAA作品として見るとブラッシュアップを望みたい点もあるので、テンセントの介入でIPの扱いが変わる次作でどのような変化が起きるのか興味深く見たい。