#185『ソウルハッカーズ2』

思っていたよりも悪魔色は薄め。

最近になってアトラス製RPGへ手を伸ばし始めた新参者だけに『デビルサマナー』シリーズは未プレイであるが、本作の世界観が気になり購入。

そこはかとなく破滅臭のするサイバーパンクな雰囲気、人間の体へ“デチューン”された超知性体であるリンゴとフィグがデビルサマナーの仲間達と共に戦い・飲み・食べながら信頼関係を構築していく様、相変わらずサントラが欲しくなるMONACAの素晴らしい楽曲群など個人的に評価の高い点は多く、アップデートが入った今ではフィールド内での常時ダッシュ、バトルの倍速化も可能なため、発売直後のレビューに見られる「テンポが悪い」というストレスも解消され、大幅に遊びやすくなっている。

似たような風景が続く簡易すぎるダンジョン構造や駆け引きの度合いが低めなバトルについて、大作の割に作りこみの甘さは見られるものの、『ペルソナ5』をきっかけとした新規参入者の私にとっては十分に楽しめる作品だった。