過去に触れた『Fallout 4』が楽しめたので、以前Falloutシリーズに携わっていた開発元が手がけた同系統の本作をゲームカタログからチョイス。
ゲーム開始時に特性やステータス初期値を自由に決めることができ、その後のレベルアップ時にはパラメーターの強化割り振りもプレイヤーの好きに行えるため、相手を説得して戦闘を回避したり、ハッキングやスニーキングを駆使して隠密に立ち回ったり、銃火器や近接武器のスキルを高めて正面から殴りこんだりと、自分らしい方法でゲームを進めることができる。
宇宙を旅するフリーランサーとして様々な町を訪れ、各々愛嬌のあるコンパニオンを仲間に加え、多くのNPCと膨大なセリフの応酬を繰り広げ、荒野を探索しながらクエストをこなしていくことに期待通りの面白さはあったのだが、戦闘メカニックの平凡さや装備収集の張り合いの無さ、インベントリの散らかり具合など、本筋を支える部分にももう少し力を入れてほしかったもの。
モデリングや環境描写のクオリティは高く、ゲームデザインの割にはエンディングまでのプレイ時間もコンパクトなので、この手のスタイルを味わいたくなった時の選択肢としては良いチョイス。