【感想 #101】Type:Rider(PS4)

『Type:Rider』簡易レビュー

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発売日 2016年7月12日
ジャンル アクション
開発元 TBC

よくあるプラットフォーマーながら、タイポグラフィを題材とした内容は斬新。
各年代の印刷技術や芸術、タイポグラフィにまつわるトピックスをモチーフにしたステージ毎の仕掛けも凝っており、背景を眺めながらコロコロと転がっているだけでも楽しい。

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ゲーム内の収集物を拾っていくと、タイポグラフィのヒストリーを読むこともでき、デザインや印刷に携わる方・関心のある方ならより一層興味深くプレイできそう。(どのプラットフォームでも未ローカライズなのは残念)

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純粋にアクションゲームとして面白いかと問われれば「うーん」と言わざるを得ないが、類を見ないユニークなテーマをおしゃれなグラフィックでゲームとして仕立てた開発者の方のセンスは見事だと思う。

【感想 #98】Grow Home(PS4)

『Grow Home』簡易レビュー

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植物を天高く育てるというシンプルなゲーム内容やポップでキュートな雰囲気、ひらがなを使用したテキストログなど、一見すると低年齢でも遊び易い作品に見えるものの、実際はそうでもない。

慣性が強く小回りの効かない操作性のおかげで足元はふらつき、不安定なグリップ力によってツタを掴み損ねて頻繁に落下死(ゲームオーバーにはならない)する様は、年齢問わずストレスに感じるはず。

プレイ開始後まもなくは、本作のイメージとして童話「ジャックと豆の木」を思い描いていたが、何度も滑り落ちながら必死にしがみ付いているB.U.Dの姿を見ているうちに、「蜘蛛の糸」の方が合っているように思えてしまった(笑)

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しかしながら、同社の『アサシンクリード』を凌ぐ玉ヒュンする高所感やフリーフォールの気持ち良さは特筆すべきもので、幻想的な朝陽を眺めながら巨大な植物の周囲を優雅に飛び回るのも楽しい。

早い段階で無限ジェットパックを手に入れられたり、グライダーとパラシュートを同時に所持できたりといったアクションの柔軟性があれば、もっと気持ち良く遊べた作品だった。

【感想 #97】Stick it to The Man!(PS4)

『Stick it to The Man!』簡易レビュー

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そもそも、本作の概要からして意味が分からない(笑)

紙とシールでできた世界の住人、レイ。 ある日事故に遭った彼が目を覚ますと、頭(というか脳みそ)からピンク色のスパゲッティみたいな第三の手が生えていた!どうやら、この手を使うと世界を大きく変えられるみたい……?

作品内はブラックジョークに溢れ、ゲームをプレイしているというよりもコメディアニメを観ている感覚に近い。Steamのユーザーレビューやメタクリでの評判もすこぶる高く、本作のギャグセンスにハマれる方にとっては非常に愉快な時間となるはず。

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ゲームとしては、一部の謎解きが脈絡なく分かり辛い、NPCが密集しているとカーソルを合わせにくい、といった難点は目につくものの、プレイを阻害するほどのものではない。

小さなことを気にするよりも、本作のバカバカしさを楽しんだ者勝ち。

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他人がどう考えているかを気にしてしまうのは人間の性だし、できることならその思考を覗きたい気もするが、頭からピンクのスパゲッティみたいな触手を生やすのは勘弁(笑)