#155『MANEATER』

ビフォー/アフター

敵対するクリーチャーとして襲いかかるサメと戦うのではなく、自らがサメとなって魚や動物(人)をバクバク捕食し、デカくなり、強くなっていくゲーム。理屈は一切不明だが、電気を放ったり、毒を撒いたり、回転刃のような外骨格を身につけたり、DLCの追加クエストでは口からレーザービームを吐いて戦闘艦や軍用ヘリを駆逐したりと、トンでも進化を遂げるサメの姿は他では見られない。

『白鯨』と『ジョーズ』をB級センスで混ぜ合わせたようなストーリーは、“サメとして暴れまわる”というそれ以上でも以下でもない体験への添え物としてもピッタリ。全体的にネタ感たっぷりの雰囲気ではあるが、ゲームとして一定の完成度は保持しており、公式が本作を#SHARKPG(サメRPG)と表現していることからも、サメというロールをプレイングできる稀有な作品。