GAMELiFE 365

まいにちコントローラーを握りたいゲーマーのプレイログ

【レビュー #96】Broforce


発売日 2016年3月2日
ジャンル アクション
開発元 Freelives

『Broforce』のレビュー。

ビット感際立つグラフィックと豪快な破壊表現

本作は『メタルスラッグ』のように弾数無限の銃を撃ちまくりながら、『テラリア』のようなビット感が際立つ2Dマップを突き進んでいく横スクロールアクション。オフライン・オンラインともに最大4人まで同時に遊ぶことができ、細かいことは気にせずワチャワチャ楽しみたい時にはぴったりなゲーム。

特徴として、目に見える範囲のものはほぼ全て壊すことができ、壁をぶち壊して直進しようが、こっそりと敵を避けながら地底を掘り進もうが、ルート選択はプレイヤー次第。意図せず誘爆する爆発物のおかげでマップの形状も頻繁に変わるため、カオスなフィールドをどのように攻略するかを考えるのも面白い。

「グチャッ!」と音を立てながら飛散する肉片も、本作の粗いレトロなグラフィックの中であればギャグ要素に思え、見覚えのあるアニキたちの豪快な破壊活動をより愉快なものにしてくれる。

往年のアクション映画好きに響くパロディ

本作のアニキたちは、80〜90年代(一部、2000年以降も含む)の往年の名作アクション映画のキャラクターをパロッたものであり、使う武器や固有の特殊アクションも映画のネタをオマージュしたものばかり。どのアニキも映画のような打たれ強さは無く、敵の攻撃に1回当たっただけで即死してしまうのは切ないが、映画ファンの方であればニヤニヤしてしまう場面も多いはず。

youtu.be

勢いで “BRO” と付けておけばいいよね!的な、アタマ空っぽな感じは大好き(笑)

gock221b.hatenablog.com

↑こちらのブログ様にも詳しい。

愉快なゲームプレイを損ねる技術的な問題

しかしながら、PS4版ではパフォーマンス的な問題もある。
ミッション後半になるにつれてステージ開始前のロードが異様に長くなることに加え、最終盤のステージでは常に処理落ち状態が続き、キャラクターを動かし辛くなる。
メタクリを見る限り、PC版とPS4版のユーザースコアに差があることから、コンソールへの最適化が不十分だった模様。(Proならいくらかマシになるのかな?)

また、アニキたちのアンロック状況や基本操作・固有能力の説明などといったチュートリアルがゲーム内で確認できない点も少々不親切。アーリーアクセスから製品版へ移行するに当たって、こうした所へも配慮が欲しかった。

総評

たくさんのアニキたちが次々と入れ替わりながら、派手に銃をぶっ放して進んでいくアクションは爽快で面白かった。任意に好みのアニキを選べないことや、かなりクセの強い扱いづらいアニキが複数いることも、本作らしい “真面目に作られたバカバカしさ” を楽しむ分には良いアクセントとなっている。

コンソールへのより一層の最適化とラスボス前の中弛みするステージ構成を見直せば、繰り返しプレイしたくなる作品になり得るポテンシャルを持った作品だと感じられた。


余談

本作を手がけた Freelives は、南アフリカ共和国ケープタウンに拠点を構えるデベロッパーであることを知り、失礼ながらちょっと驚く。

jp.automaton.am

ホームページを見てみたら、本作に劣らないアクの濃さに再び驚く。

About - Freelives

Free Lives are a team of teenage anthropomorphic turtles, led by their anthropomorphic beard wielding rat sensei in honing and perfecting their art of game jam jitsu to battle bills, pants, petty criminals, evil overlords and alien invaders.

近年は、日本や欧米だけでなく、東南アジアや中東、そして、こうしたアフリカの新興国でも多くのインディーゲームが作られており、多様な価値観のゲームが増えてきたのは興味深いところ。来月のE3において、本作のパブリッシャーも務めた Devover Digital が他の大手に混じってカンファレンスを行うというのも、時代やニーズの変化を感じるなあ。

jp.automaton.am

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