#145『GRAVITY DAZE 2』

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良かった点

  • 前作から続くキトゥンの物語が完結を迎え、その出自や空から落ちてきた理由が明らかとなる。作品として前作が上巻・今作が下巻のような内容であり、「上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択」というサブタイトルが示すところへ向けて、密度の濃いストーリーが展開される。
  • 一生懸命で天然なキトゥンや、その周囲のクセの強いキャラクターが相変わらず良い味を出しており、媚びすぎないキャラクターデザインも秀逸。引き続き漫画のようなコマ割り演出のカットシーンを継続させているのも、本シリーズの雰囲気に合っている。
  • キトゥンとサブキャラクター、住民たちのゆるく、くだらない(褒め言葉)やり取りが楽しめる豊富なサイドミッションは本作でも健在。

残念だった点

  • 前作以上に高機動・大型の敵と戦う場面が増えたことにより、空中を飛び回っていると視点がぐわんぐわんと切り替わり、思うように立ち回れないことが多々。正直なところ、アクションゲームとしては爽快感よりストレスの方が勝ってしまう残念な印象。
  • 2018年でオンラインサービスが終了しているのは仕方のないことだが、チャレンジミッション完了時に毎回オンラインとの接続メッセージが表示されたり、サービス終了により現在は入手不可なゲーム内リワードがラインアップされ続けているのは少々不親切。