#171『Dead Space』

PS3でのプレイから13年を経て、再び石村へ。本作も当時と同様に日本未発売ではあるが、コンソール版でもローカライズが施されている点が大きな違い。翻訳に若干の固さはあるものの、しっかりと展開を理解できるようになったのは嬉しい。

PS5世代専用タイトルだけあり、オリジナルでも質の高かったグラフィックは更に強化され、凄惨な石村や寂寥感漂う宇宙空間の光景は本作の世界観へ見事に没入させてくれる。

新たに導入された「Intensity Director」も演出の強化に貢献しており、前回のプレイでは出てこなかった場所でネクロモーフに襲撃されたり(その逆も然り)するため、明確な”セーフルーム”が設けられていない本作においては、嫌でも緊張感が持続する。

軍人でもエージェントでもない、一介の中年エンジニアであるアイザックが工具であるプラズマカッター片手に死地を生き抜くゲームプレイは、生まれ変わってもやはり傑作だった。