#158『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』

龍が如く』シリーズは初作のみプレイ。アクションからRPGへジャンルを変え、新たな主人公となった本作には興味を持っていたので、フリープレイ提供と同時にプレイ開始。

登場人物の大半が“裏社会”の人間ながらも、社会的な弱者を虐げる権力や私欲のために覆い隠される不正義へ敢然と立ち向かうストーリーは、骨太でアツい。一方で、際どいメタネタ、パロディネタを存分に練り込んだ各種サブストーリーやアクティビティはメインストーリーとは別の意味で濃く、勢いあるストレートとクセの強い変化球を絡めた内容は『龍が如く』という作品がどういったものであったかを久しぶりに思い出させてくれた。

RPGとしてはオーソドックスなターン制コマンドバトルで、尖った見た目に反して馴染みやすい作り。キャラクターレベルの他にジョブレベルがあり、ジョブ毎のスキル習得やステータスアップによるキャラクター強化といったやり込み要素もある。

7作目のナンバリング作品でありながらも、大胆に衣替えしたおかげで『龍が如く』というブランドの新しい魅力を味わえると同時に、次作でシリーズが大きな転換を迎える予感も与えてくれる。